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光を孕む書道 ~Misuzu-ism~

余震の中で

2011,3,23の拙ブログからの引用です。


3.11
余震の中で_a0098174_1127434.jpg


私はこの未曽有の大震災を運転中のFM765で聞いた。

阪神淡路大震災を経験している阪神間の人間は「震度00」と聞いても鈍感になっていたが、「津波の高さ10メートル!!?」に、これは尋常では無い、と背中がゾクッとした。

瞬時に1995.1.17当時の映像がフラッシュバックされた!

そして連日、「地獄」のような「TUNAMI、原発、家屋倒壊等の現実」を突きつけられる!


私はNHK.BS1「おはよう世界」を視聴することが多いが、22日のF2のフランス人男性記者のレポートは興味深かった。

「西洋では自然は人間に服従するが、日本では神道文化の精神性から、自然は天、神であるとして、敬い、畏れるという畏敬の念を持っている。 天のもたらした災害だから仕方のない事としてとらえ、そこから光を見出し進んで行く。」 こんな内容であったと思う。

悲惨な現状を本国に送るだけでなく、日本人の精神性にまで考えを巡らせている記者に、やっぱり「芸術の国フランスの人だわ」と、神社に生まれた私の心に届いた。

芸術は根底に深い精神性と心を合わせ持つからである。

こんな時だからこそ「情」を感じたい。
いろんなシーンでARTの持つ深さが心を和らげると思っている。
ARTは精一杯の情熱だからである。


多くの善意が報道される中、

原発関係の情報を無表情に読む人たち、自分は政治家と思っている人たちは何の魅力も感じさせてくれない。
こんな時だからこそ、政治の情熱の限りを見せてほしいのに。
 心が乾いて行く。


阪神淡路大震災発生から10年目より神戸在住書家として「震災の記憶」書作品を発表してきましたが、
故森繁久弥氏が神戸新聞に寄稿された慈愛に満ちたメッセージ「我を育てし兵庫の里よ 友よ」を昨年15年目の年に揮毫させて戴いたのを機に、私の中で「震災の記憶」の区切りとしていましたが・・・

森繁久彌氏が御存命なら、この度の惨状にお心を痛められ、きっと東北地方の友人、知人にメッセージを送られたことでしょう。


22日ニュース7で被災地の中学校の卒業式が報道されていました。
答辞を読む男子中学生は、
「天はどうして僕たちにこんな試練を与えたのか、 乗り越えれば天は本当にあるのか・・・!」   
と涙ながらに、何かに訴えるように語った。
天を仰ぎながら「天」を何度も繰り返す若い男子中学生に深いART性と情を感じた。
感動した。

1995.1.17を詠まれた亡き輩女史の句 「愛も死も 余震の中で 思い知る」



2年目の今日も悲惨な現状報道を目の当たりにしました。  
 原発のメルトダウン当時の対応には疑問???がいっぱいですね。
2年前の中学生は幸せに暮らしているのかしら。。。



さて、今日2013,3,12は新月ですね。
夜空は真っ暗で、明石海峡大橋のライトがクッキリと見えます。
星の観察にはいいですね☆


新月の日にお願いごとをすると叶うそうですよ♡

一人一人の心が穏やかになれますように♡


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by shobirei | 2013-03-12 00:38 | 神戸の女流書家 | Comments(0)