2016年 03月 10日
方丈記・五大厄災・3・11
その光景を美文随筆「方丈記」として、緊張感ある筆致でリアルに書き残してくれている。
天変地異はいつ襲って来るかわからない。
神戸発信の女流書家小阪美鈴です。

山はくづれて 河は埋み 海は傾きて 陸地をひたせり。
地の動き 家のやぶるる音 雷(いかずち) にことならず。
走り出ずれば 地割れ裂く。
恐れの中に恐るべかりけるは ただ地震なりけりとこそ覚え侍りしか。

「人とすみか」には、長明のゆきついた心境、人生観、住居の美意識、
日本人の「数奇心」に生きる心情への「憧れ」が脈々と流れているのだと思う。
天災の発生のありませんように、
1・17、3・11
愛と祈りを込めて☆