2007年 06月 14日
n奈良本門寺サローネデルロト
BC,300年頃、秦の始皇帝がてん書による「文字の統一」を成し遂げた時代、日本は弥生時代でまだ「文字」の存在は確認されていない。
飛鳥、白鳳、平安初期までは、聖徳太子も最澄、空海も中国語の漢字と言葉で「書」を残している。
真に日本の文字が「仮名」である。
平安中、後期になって「仮名」の誕生が見られ、画期的な「日本独自の美」を構築していく。「源氏物語」「枕草子」と言う、世界最高峰の文学の記述も、「仮名」「和漢字」に因るといえる。。。。
そこから、近代、現代の「書」のお話に繋ぎました。
少々堅い文字の歴史から入りましたが、今、社会に直面しながら生きている人間も文化も書も、社会との関わり無しには、ベクトルは進まないと思います。
お話の後、作品集DVDをスクリーンで見ながら、解説を致しました。
ラストは「書のパフォーマンス」でした。持参した、襖紙大の和紙に、ご住職様から賜った「光輪顕照」の言葉を一気に揮毫しました。2枚目は「仏心」、3枚目は「光」です。
ご立派なご本堂でご立派な方々の御前で揮毫出来た幸運を感謝致します。
サローネデルロト
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by shobirei
| 2007-06-14 11:17
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