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光を孕む書道 ~Misuzu-ism~

ダミアン フラナガン氏のこと

今、英国人文筆家のダミアン フラナガン氏が、11月講談社より出版予定のため、西宮に滞在しておられる。本のタイトルは「日本文学のスーパースター夏目漱石」。
思えば、フラナガン氏との出会いは2002年の秋である。
長田区鹿松町、「空志堂」のオーナーである友人のMさんからの電話に始まる。
「北野町の神戸ウイメンズクラブで関西在住の外国人に書道の体験と講演をしてもらいたい」
あの日のフラナガン氏を私は今でも鮮明に思い出すことが出来る。
演台で語る私の真正面に腕組みをしながら、ニコヤカに聞いている外国人男性がいた。
通訳の語る日本語のニュアンスより、私の言葉をよーく理解していたと思う。
何故なら、彼はケンブリッジ大学、神戸大学で日本文学を深く研究していたDRであった。
英国での学生時代に4人しかいない日本語科の教師が情熱的に日本を愛していて、その影響が大きいという。
記事、経歴

日本人の知らない夏目漱石」を今までに無い角度から考察、論評を発表する。

2004年漱石著「倫敦塔」の英訳、評論を手がけ、タイトル揮毫の光栄なる依頼を頂く。ピーターオーエン社より出版される。

更に2006年NYコロンビア大学日本文化センター・ドナルド キーン日本文学翻訳賞を受賞。

2006春コロンビア大学にて授賞式、記念講演が執り行われた。
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タイトル揮毫の書家として参列の栄を与えられた。
倫敦塔

以降、「門」「こころ」「坊っちゃん」と世界で出版されている。

不思議な「縁」は、続く・・・

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by shobirei | 2007-10-02 01:04 | 書家 | Comments(0)