2008年 04月 06日
モディリアーニ展
夜のパーティーまで、ホテルの移動をするだけで時間があったので、行く予定にしていた。
赤坂からタクシーを走らせたが、桜が目を楽しませてくれた。運転手さんも「一番いい時季にきましたね」と言っていた。まったくその通り!グー!でした。
黒川紀章氏に設計になるこの建物は、美しいフォルムをしていた。

モディリアーニはほんの100年前に自分の芸術と格闘した画家であった。
美術的時代背景と、彼の作品の位置に大いに興味を覚えている。
ピカソらのウエーヴに影響を受けながらも、ドイツ、北欧のようなデザインなはならず、イタリアの伝統的な美意識を忘れなかった・・・
伝統と現代のハザマの画家という私なりの位置付けに引かれる。
あらゆる文化は伝統の流れの途上にある。
書道もまた‘しかり’である。生きている人間の時代の息吹の感じられるのが真の文化・芸術であると思う。
ドラマチックな生涯とともに、なんとも魅力ある画家である。
新幹線で彼の作品集を読み、右手に快晴の富士山を眺めながら神戸へと向かった。


ビルと桜・
小阪美鈴サイト