2008年 11月 06日
毛筆で手紙を作成する

前もって、誰に出すのか、、大体の文章を考えてくるように伝えていましたが…
まずは、手紙の歴史・・・
難しいけれど、外せません。
書く前に相手、要件、目的をハッキリと持って、手紙文作成の順番を示しながら、自分なりの言葉を紡いでいきました。
(1) 時候の挨拶
(2) 安否の挨拶
(3) 感謝の文
(4) 本文…伝えたいこと
(5) 末文、伝言
*手紙は後に残るもの
*基本を心得て、相手の立場を思い、まごころを込めて、書きましょう
*きっと、相手の心に届くでしょう
と・・・以上の前置きをしていよいよ、自分の文章を考えていきました。
気候の挨拶等、中々、思いつかないので、多くの例文をしめしました。すると、次々と、
名文が表れてきました。
ホッと、するやら、感心するやら・・・
子供たちの潜在能力に大いに期待を持ちました。
やっぱり、指導者の大切さを思いました。
住所とか、揚げられないので、一部の文章を、掲載します。
どの子も、もうすっかり、小筆に慣れています。教育って大事ですね。
これは、一生の財産になりますよ。


今年、文化勲章を受けられた、ドナルド キーン博士は、「毛筆教育を最優先させるべきである・・・と、戦後の教育に本気で提言したが、受け入れられなかった。」と、NYのコロンビア大学でお会いした時に、私に語ってくださいました。
話は飛びますが、そんな経緯もあって、ダミアン フラナガン氏を通して存じ上げている、キーン先生の文化勲章ご受章を本当に素晴らしく、偉大な先生とお食事もできました事を、光栄に思っています。
日本書道教育学会
小阪美鈴HP